マアナゴ〔真穴子〕
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夏のむし暑い曇天暗夜が釣り日和 アナゴ科のクロアナゴ亜科に属する。
日本近海には約20種生息するが、釣りの対象になるのはほとんどの場合、本種であり、食味もいちばん美味。
体色は灰褐色で、腹側は白っぽい。
体色には白い点(側線孔)が2列並ぶのが大きな特徴。
冬場は深場に移動するが、春頃から内湾の潮流の緩やかな砂泥地に入る。
夜行性で、夜間に活発に活動し、小魚やカニ、エビ、多毛類などの底生動物を好んで食べる。
ただし、日中でも潮がにごっている場合などは活発にエサを追う。
こういった習性から、釣りは夜釣り特に夏のむし暑いナギの夜がベストだといわれる。
乗合船でのアナゴ釣りは、東京湾の夏の風物詩として根強いファンがいる。
防波堤や沖堤からの夜釣りで夏場、専門に狙う釣り人もいる。
エサが海底に着くとトントンとオモリを底で躍らせ、静かに竿を上げる。
ハリはよく呑まれるので、新しいハリとハリスは前もって多めに準備しておくとよい。