マゴチ〔真鯒〕

●カサゴ目コチ科
●全長 60cm
●分布 北海道を除く日本各地
●釣り場 砂浜
防波堤
●地方名 ホンコチ
コチ
フラットヘッドと形容される頭が特徴
コチの仲間の中では大型に成長する種で、日本では60cmくらいまでだが、オーストラリアなどでは1mに達するものもいる。
頭がたいへん平たく、眼が小さい。
背中は円滑で、ウロコが非常に細かい。
北海道以外の日本各地に分布し、インド・西太平洋域にも分布。
内湾から深場までの砂泥底に生息し、底生の小魚や甲殻類などの小動物を捕食し、特に大型のエビ類が好物。
4〜7月に接岸して産卵するため、海岸からでも釣りやすい。
肉はよく締まり高級魚なみのうまさで、夏が旬。
見かけは悪いが、白身で美味
淡白でクセのない白身の魚なので、刺身、焼き物、フライなど幅広く利用できる。
「照りゴチ」などと呼ばれるように、特に卵をもつ盛夏が旬の魚で、あらい、薄造りがうまい。
残ったアラは味噌汁や潮汁に利用できるので、捨てるところがない。
3歳、全長35cmくらいで成熟サイズだ。